「副腎疲労→LGS」の謎

副腎機能低下症では、腸管壁の透過性が高くなり、LGS(リーキーガット症候群)を引き起こしやすくなります。腸管の透過性が高くなると、食物アレルギーが誘発され、腸で炎症が継続します。またこういった場合、大抵、腸内細菌のバランスが崩れ、カンジダ菌などの真菌類が繁殖することでカンジダ菌症が併発することも多くあります。副腎機能と消化器系はとても関わりがあります。また低血糖症や食物アレルギーに関しても同様です。慢性的にストレスがある状態の時には、リンパ系が萎縮します。副腎疲労に伴う免疫機能の低下と共に胸腺(免疫に関わる臓器)の機能と大きさは減少し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の症状が進行する傾向にあります。またこのような慢性的なストレスのケースでは、副腎の状態は抵抗期に入りコルチゾール産生の増加は継続します。コルチゾールとDHEA産生のためのプレグネノロン(ホルモンの一つ)が不足するまでストレスが持続する場合、コルチゾール:DHEA比の上昇が起こります。
DHEA減少は免疫システムの効力を減退させ、腸管障害を誘発させることで腸管の透過性障害と生体不全を発達させてしまうのです。

http://37chiropratica.jp/archives/109



プレグネノロンは、コレステロールから合成される。これからDHEA、 プロゲステロンコルチゾールエストロゲン、テストステロンなどがつくられる。









■機序の考察


「副腎機能低下症では、腸管壁の透過性が高くなり、LGS(リーキーガット症候群)を引き起こ」


LGSによって腸から栄養が行かないことで副腎が機能しなくなるのは分かるんだけど、
副腎疲労でどうしてLGSが発生するのか?がどうしても疑問だったけど、一応、自分の中では理解できたので書き留めておきたい。



思うに、副腎疲労だと、副腎から出ている免疫をつかさどるホルモンが足りない。
となると、免疫機能が正常に働かない。
腸壁はそれらによって守られるべきだが、副腎疲労によって腸壁が守られなくなるために透過性があがってしまう。

副腎ホルモンという番人が腸壁をダメージから守っていたんだけど、それが少なくなった(あるいはなくなった)ので、腸壁がだんだんと透過性があがっていって、LGSになるあんじゃないかと。



副腎疲労を考えるときにコルチゾールにどうしても目がいきがちだが、DHEAの現象もかなり痛いのだ。
そして、DHEAが減っていればたぶん、比例してコルチゾールの放出も悪い名じゃないかと想像できるわけだ。