疲れやすい・低体温 〜甲状腺か副腎かelseか〜

甲状腺機能低下型冷え症

基礎代謝の低下。低体温。除脈(1分間60以下)太りやすい。

http://www.hiesyou.com/lst20199/dt4836.html

副腎不全の症状には、低体温がある。

http://blog.livedoor.jp/kohmotosunao/archives/51939415.html

















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甲状腺機能が低下した場合の特徴である正常範囲以下の体温は、
骨髄の血液を造る働きに影響することで、貧血の一つの要因になっているように思える。




■見逃されてきた理由

代謝をコントロールしているのが甲状腺である。
甲状腺から分泌される少量のホルモンは、1年間を通じてもスプーン一杯より少ないが、
これが身体の熱を生み出すのに不可欠な役割をしている。

また、このホルモンは、血液の循環や血液の量を維持するのにも働いている。


甲状腺機能の低下した患者の多くが、それとは認識されずに、”心身症”というレッテルを貼られたり、
ヒポコンデリー(心気症)とされたりしている。




甲状腺機能低下の症状や兆候

身体の弱さ
肌の乾き
無気力
のろい話し方
まぶたのむくみ
寒がり
発汗の減少
冷い肌
分厚い舌
心臓の肥大
記憶障害
便秘
体重の増加
呼吸の苦しさ
しゃがれ声
神経質


疲労と貧血

甲状腺の働きが悪いと、それが貧血の原因になることである。
甲状腺の働きの悪さは、貧血を起こす一つの要素になったり、これだけで貧血に似た状態を起こしたりする。


すぐ疲れるというエネルギーの低い状態には、他の原因もありうるのは間違いない。
しかし甲状腺機能の低下でそれがおきるのは普通の事であり、これは長い間よく知られてきたことなのだ。

しかし、疲労を訴える患者の多くはこのような検査は受けておらず、甲状腺機能低下は見逃されるのが普通である。


疲労する理由

甲状腺機能が低下すると心臓の拍動の力が弱くなって、1回の鼓動で心臓から送り出される血液の量が減る。
甲状腺機能の低下がひどい場合では、1分ごとの心臓からの血液拍出量が40%も減ることがいくつもの研究で指摘されている。


甲状腺機能低下した患者では誰でも辛い闘いを強いられ卯r。
それはすぐに疲れ、かつ疲労の回復には長い時間がかかるという戦いである。


(医者も知らない甲状腺異常症候群 BOバーンズ著 今村光一訳 中央アート出版)






甲状腺と副腎は、密接に関係している。
もしも女性の副腎が脆弱だと、甲状腺もそれに合わせて減速するかもしれず、その反対もありえる。

このシナリオは、しばしば低血圧の原因となり、男性より女性に多い傾向がある。

副腎の機能不全による低血圧か否かを知る手がかりは、一度横になった後、立ち上がり、その時点で血圧を測ってみるといい。
血圧が正常値であれば、横臥から直立への変化が、最初は低下し、その後、急激に上昇するという血圧の動きとして現われるはずである。
もしも血圧が低ければ、反応は極めて遅く、立ち上がったときに、めまいがしたり、身体が安定しなかったり、目がかすんだりするかもしれない。


副腎が疲れている女性は、自然なプロゲステロンクリームを使うと言い。
ホルモンバランスを回復するためには、自然なコルチゾールを少量使うことも大切だ。









■軽度の副腎機能不全症、簡単にいえば、疲弊した副腎になっている可能性がある。

・恒常的な疲労、特に運動した翌朝、なかなか起きられない
・筋肉の脆弱さ
・低血圧
甲状腺の機能低下を伴った新陳代謝の低下
・アレルギー喘息
・ストレスに対処する余裕が無い
・予定通りことが進まないと納得することが出来ない
・不規則な生理、無排卵の生理、不妊
・恒常的な疲れ、虚弱体質、ストレス対処能力のなさ原因で起きる気分の落ち込み




■コルチコステロイド

コルチコステロイドは、長期間にわたるストレスの結果として、副腎皮質によって造られる。
コルチゾールもこの中に含まれる。
コルチゾールは免疫反応を制御し、インスリンに対抗し、肝臓でタンパク質をブドウ糖に変換(ブドウ糖生成)するのを手助けする糖質コルチコイドである。

コルチゾールなしでは、ほんのわずかのストレスにも太刀打ちできない。
副腎を取ってしまった人、あるいは、副腎が十分なコルチゾールを造られない人は、軽い病気でも死の危険に晒されることになる。

慢性ストレスは、血流のコルチゾールが慢性的に高いことにつながり、バランスを保つために、DHEAとプロゲステロンの必要が大いに高まる。





エストロゲン不足は、疲れ、記憶障害、思考がはっきりしないことなどの症状を起こすが、エストロゲン優勢も同じような症状を呈す。
膀胱はエストロゲンのレセプターを持っており、エストロゲンに敏感である。
エストロゲン不足は、膀胱や尿路の障害を悪化させる元になる。

ホルモンの避妊薬(ピル)の多くは、慢性的な尿路疾病の原因になると知られており、これは恐らく体内で造られた独自のエストロゲンの作用をとめてしまっているからであろう。


ほんのわずかに過剰でも、エストロゲンはガン促進剤になる危険性もある。
使っているときは、このことを頭の隅に覚えておく必要がある。
加えてホルモンバランスを保つなら、プロゲステロンと一緒にエストロゲンを使うことがきわめて重要である。
現在の医師の傾向としては、更年期の症状があると、どんなタイプの女性であろうと、なんでもエストロゲンの処方をしようとするのだが、それは無責任であり、危険であり、
悲劇的な結末に至ることもある。



エストロゲンは脂肪細胞の中で造られ、貯蔵される。
従って、肥満はエストロゲン優勢の主因であり、その反対に、エストロゲン優勢が肥満の主因である。
エストロゲンは、食べ物のエネルギーを脂肪という名の蓄積型エネルギーに変換することで、体重増加を引き起こす。


エストロゲン甲状腺ホルモンは相反する作用

エストロゲン優勢が甲状腺ホルモンの活動を邪魔するか、抑制していると信じるようになった。
そしてプロゲステロンこそ、甲状腺ホルモンの活動を促進すると感じたのである。


■ストレス

エストロゲン優勢とストレスが組み合わさると、ストレスがエストロゲン優勢を誘発し、そのために不眠症や不安症に陥り、そのことで副腎が刺激され、
結果としてさらにエストロゲン優勢を誘発するという自動的で、かつ永遠に続く悪循環のサイクルを作り出すことになる。

こうしたサイクルに数年の間はまってしまった女性は、”縛られているけど、疲れる”という状態につねに自分がいる事に気づくだろう。

そのままでいると、いずれは副腎の機能障害、血糖のアンバランス、慢性疲労症候群と呼ばれる衰弱性の疲労などに行き着く。



■ストレスとPMS(生理前症候群)


コルチゾールの高いレベルは、血糖にも影響を与える。
コルチゾールは、グルコース(血糖)を細胞へと流し込む。
最初に流し込んだグルコースは、爽快かもしれませんが、20分もすると、身体はもっと多くのグルコースを探すために過剰に働くことになる。
すると、あなたは血糖とエネルギーを補充するために、チョコレートやクッキー、ポテトチップスを求めて、戸棚や引き出しを捜し回ることになる。

こうした空っぽのカロリーの多くが脂肪に変換される。
そして、このパターンを長く続けていると、体重は減り、エネルギーを上げるのが難しくなる。

血糖値の変化は、また別の悪循環を作り出す。
血液中の糖の数値が高くなると、アドレナリンの放出を刺激し、これが今度は、コルチゾールの放出を刺激する。
この結果、もっと甘いものが急に欲しくなるという欲求が引き起こされる。

(続 医者も知らないホルモン・バランス―自然なプロゲステロンが女性の一生の健康を守る! ジョン・R. リー  中央アート出版社)




医者も知らない甲状腺異常症候群―あなたの病気は見逃されている!

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続・医者も知らないホルモン・バランス―自然なプロゲステロンが女性の健康を守る!

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  • 作者: ジョン・R.リー,John R. Lee,今村光一,伊藤由紀子
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