■不定愁訴、原因不明の病気の大きな原因、カンジダ菌感染■

【カビの仲間、カンジダ菌】

カンジダ菌は真菌の一種でカビ菌の仲間です。カンジダ菌そのものは強い病原があるとは考えられていませんが、増えすぎるといろいろな障害が出る場合があります。そして様々な不定愁訴や病気の原因になることがあります。

カンジダ菌感染は抗生剤の服用を何度も繰り返した人や甘いものが好きで頻繁に食べる人、食事制限によるダイエットを繰り返している人、
重病で体力や免疫力が低下している人、避妊用のピルを常用している人に多く見られます。

抗生剤のあまり効かない頻繁に繰り返す尿道炎や膀胱炎、腎炎にかかる人はカンジダ菌感染を疑ってみるべきでしょう。
もしそれらの病気がカンジダ菌感染だったなら普通の抗生剤は薬になるどころかかえって病気を進行させかねません。注意が必要です。




カンジダ菌感染の症状】

カンジダ菌感染の症状や病気は以下のとおりです。

難治性の歯周病、強い倦怠感、体のふらつき、アレルギーの悪化、腸の不調、過敏性大腸炎、頻尿、尿道炎、膀胱炎、
腎炎、慢性鼻炎、慢性喉頭炎、慢性扁桃腺炎、喉や鼻の慢性症状、蓄膿症、関節の不調、発疹やかゆみ、
甘いもの中毒、頭痛、脳に煙がかかったような感覚、化学物質過敏症、酒量の許容量の低下、耳鳴り、視力低下、酒に酔ったような状態、抑うつPMS、ホルモン異常、

などがあります








うつ病と間違えられるカンジダ感染症

カンジダ感染症は精神症状や倦怠感や不定愁訴があるので自律神経失調症うつ病と間違えられることがよくあるようです。
カンジダ感染症の場合の特徴としては強い倦怠感があり、ひどい場合ですと立ち上がることすら出来なくなる場合があります。
また独特の甘いような口臭があったり、歯茎に白いコケのようなものが出てきたりします。
カンジダ感染症は精神症状のみならず強い身体症状が特徴です。もちろんカンジダ感染症による精神症状に抗うつ剤を投与しても治りません。







【腸の中でアルコールを醸造する真菌類(ホームメード醸造所)】

 カンジダを始めとする真菌類は腸内で炭水化物を分解して発酵させます。そのとき作られるのがアルコールとガスです。
アルコールの作用によりまるで酔っ払ったようなふらつき感や頭痛、吐き気、息がくさい、頭がくらくらするというような症状がでます。

ひどい場合はお酒を飲んでいないのに飲酒運転に引っかかる場合があるほどです。

アルコールのなかでもメチルアルコールが産生されると視神経に悪影響があり視覚障害がみられます。

 またガスが腸内に充満するので、お腹の張り、ガス症、横隔膜が上に押し上げられるので心臓が圧迫されることによる不整脈等の症状が出ることがあります。







【ホルモンの真似をするカンジダ

カンジダの菌糸は様々な形に変形します。中にはホルモンのように振る舞いレセプターにホルモンの真似をしてくっつきホルモン異常を引起す種類もあります。
主な症状としては月経異常、子宮筋腫不妊子宮内膜症 等々




前立腺肥大、炎症の原因の一つ】

カンジダ菌感染は男性の前立腺肥大や炎症の一因にもなります。頻尿、切れの悪い尿などの症状がありましたら真菌感染も疑うべきでしょう。




【免疫低下を招くカンジダ菌】

カンジダ菌の菌糸はある種類の酵素を産生します。その酵素免疫グロブリンを破壊するのです。その際に免疫機能の低下を招きます。

http://smile72.com/library/candida.html