糖質だけでなく余分な脂肪(≒油)もカンジダのエサとなる

􀂾 我々は自らカンジタを生み出している

これまで述べてきたように、大部分の人は、一日を通じて食事の度に、膵臓と副腎が常に疲
労しするような状況を作り出している。だから、実際に生活習慣を変えない限り、カンジタ
の問題が人々を悩ますのは当たり前である。カンジタの大発生はあなたに警鐘を鳴らしてい
る。あなたの身体システムが糖尿病に急速に近づいていることを警告しているのだ。脂肪の
摂取を劇的に削減すれば健康になるが、そうでなければ深刻な健康状態になることを示して
いる。
ここでもまた、主流の考え方であれ、新しい(オルタナティブの)考え方であれ、健康の分
野の人々が通常行っているアドバイスはひどく的外れの傾向がある。症状だけを理解して、
根底にある原因(脂肪)を理解せず、果物を含むすべての糖を避けるようにとアドバイス
る。しかし、果物の摂取がカンジタの問題を引き起こしているのではなく、果物を避けても
本当の問題の解決にはならない。
確かに、脂肪の過剰摂取によってカンジタの苦境に陥ってしまったならば、甘い果物を食べ
れば更に問題が悪化すると思うのも無理からぬことではある。だが、果物を排除しても、問
題の原因は除去されず、症状が消えるだけである。血液中に過剰な脂肪があると、たとえわ
ずかな量の糖であっても(摂取源が何かを問わず)、異常に高い血糖レベルをもたらすこと
になる。さらに言えば、血糖を下げようと意識的に努力して成功すればするほど、疲労を感
じることになる。血糖の問題を抑えてカンジタを排除しようとしても、必ず失敗する。だか
らこそ、何年もカンジタと戦いながら、永続的な成果を得られない人がごまんと存在するの
である。
我々が食べる炭水化物、脂肪、タンパク質のすべては単糖(グルコース)に変換されるが、
糖が細胞の燃料として利用されるべきものであることを考えると、このサイクルから脱出す
る道は、糖を食べる量を減らすことではなく、脂肪を食べる量を減らすことになる。脂肪の
レベルが下がれば、糖の処理と分配が再開され、カンジタ菌も減ることになる。もはやエサ
になる過剰な糖分がないからだ。
カンジタという微生物は、非常に短命である。カンジタに悩んでいるならば、大部分のケー
スでは、低脂肪の食事を遵守するだけで、ほんの数日の内にカンジタの問題が完全に消えて
いることに気付くだろう。もちろん、依然として、膵臓と副腎の疲労の問題が残っていて、
それの解決が必要なこともあるだろう。健康は、健康な生き方によってしか実現できない。

http://ameblo.jp/friends-dc/day-20121008.html