サプリメントの正体 田村忠司 東洋経済新報社
- 作者: 田村忠司
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2013/10/11
- メディア: Kindle版
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■食物アレルギーに注意
食物アレルギーのある方にとっては、天然原料で作られたサプリメントは必ずしも良い選択とはいえない可能性があります。
サプリメントの素材に対して遅延型フードアレルギーがあるかも。
■配合量は単にメーカーの「目標値」?
「サプリメントには、これだけの量を配合しているとパッケージに書いてあるから、その通りの栄養素が含まれているのでしょう」
と思われるかもしれませんが、残念ながらパッケージに書かれた通りに栄養成分が入っていないことも多々あるのです。
配合量は単にメーカーの「目標値」である場合もあります。サプリメントに含まれるビタミンやミネラルの量は、種類にもよりますが、マイナス20%からプラス50%くらいまでの測定誤差の許容範囲が設定されていますので、
測定した結果が表示を少し下回っても制度上は許されることになります。
■輸入サプリメントのリスク
アメリカの瀬プリメントにはヨウ素が配合されているものがあります。
ところが日本人は海草でヨウ素は足りている。また、アメリカのサプリメントは設計がかなりパワフルです。
日本人が飲んだら、栄養素の過剰摂取になる場合もある。
■トクホの正体
トクホに使われている成分の中には、医薬品の候補だったものの、効能が認められなかったために医薬品になれなかったものが結構あります。
いわば、3軍、4軍です。
それよりちゃんと一軍(医薬品)がいるのだから、それを使うのが一番速く、安く、解決できるはずです。「難消化性デキストリンを入れて、とりあえずトクホを名乗れるようにした」という安直なトクホが花盛りです。