鉄欠乏

赤血球、ヘモグロビン、ヘマクリットは 基準値内でも、貯蔵鉄がこのようにかなり低値の場合は、新陳代謝が低下し太りやすく、
うつ症状 などの精 神症状を伴い、また低血糖の症状を悪化させますので、自分自身で食欲のコントロール をすることは難しくなります。
このような患者様 の場合、(自覚症状の個人差はありますが)貯蔵鉄 (フェリチン)の値がおよそ40〜60くらいからさまざまな症状が改善され、
体調が良くなったとおっし ゃる方が多いです。






低血糖症と鉄欠乏性貧血が合併すると、1+1=2と足し算式に症状が悪くなることはありません。
1+1=100と感じるくらいに、ご本人の持つ自覚症状は悪化してしまいます。

そのため、貧血の改善とともに低血糖症の症状はパラレルに改善することが多いです。
フェリチン値が50 ng/mlを超えてくると劇的に症状が改善する患者さまが多くいらっしゃいます。
そのため、食事療法が実践と栄養療法をしっかりしていただく必要があります。

つまり、強い低血糖症をお持ちの体質の方でも、主に貧血の治療をしっかりして、
フェリチン値、ヘモグロビン値を理想値(基準値や正常値ではありません。)に近づけることで、
慢性疲労をはじめとするさまざまな症状を劇的に改善させることが可能です。






潜在性鉄欠乏、もしくは、鉄欠乏性貧血に特徴的な症状を掲げて見ます。

精神・神経症状として、眠れない・朝おきるのが辛い・苛々する、時としてヒステリックになる・神経過敏になる・不安で苦しい・欝っぽい・精神錯乱状態になる。

身体症状として、肩凝りが酷い・腰痛やその他の関節痛に苦しむ・しょっちゅう頭痛がする・疲れて仕方ない・時々下痢する・便秘がちである・すぐに風邪を曳く
・脚や腕にアザが出来やすい・冷え性である・眩暈、立ち眩みがする・膀胱炎に罹り易い・抜け毛が多い・口の周りの吹き出物が目立つ・皮膚がカサカサする。









体には常にカビ等が付着していますが、白血球がカビの増殖を抑制してくれています。

しかし 鉄分不足になると、白血球が作られず病原体への攻撃力が低下する(=免疫力の低下)ため、

カビの増殖につながることに。

カビの治療の他に鉄分も補わないとすぐに再発する可能性が。







鉄欠乏により腸管における鉄吸収が高まると、それに伴いカドミウムの吸収も高くなる。
したがって鉄需要の高まった妊娠中の女性は、カドミウム暴露が増加するリスクが高いことが示唆されている。