亜鉛の吸収率を高めるにはタンパク質とビタミンC

亜鉛は鉄と同じく人間にとって必須ミネラルです。そして吸収においても鉄と同じ特徴を持ちます。亜鉛は摂取しても吸収しづらいミネラルです。最大でも30%くらいしか吸収されません。
そして鉄と同様、タンパク質と結合している状態では結合していない状態の5倍吸収効率が高まります。
ですから亜鉛は動物性食品から摂るべきです。
特に亜鉛が豊富な食材として、牡蠣や牛肉が挙げられます。

亜鉛は食物繊維やフィチン酸があると、吸収が妨げられてしまいます。
加工食品の添加物に使われるポリリン酸も、亜鉛の吸収を妨げます。一方でビタミンCやクエン酸は吸収を促進しますので、牡蠣にレモンを絞るというのは亜鉛の吸収にとっては良いことになります。

亜鉛インスリンの活性中心に存在するミネラルなので、低血糖症になると過剰に消費されてしまいます。また唾液に含まれる炭酸水素イオンは、炭酸脱水酵素という酵素によって作られるのですが、この炭酸脱水酵素の活性中心にもまた亜鉛が存在しています。ですから亜鉛が欠乏すると、炭酸水素イオンがうまく産生できなくなって、むし歯になりやすくなるのです。

このように、ビタミンB12や鉄のみならず、亜鉛という点からみても、動物性食品の重要性が分かります。

http://ameblo.jp/elm-dental/entry-11731836839.html


■その他の亜鉛不足の症状

口内炎口角炎、ひげそり負け、肌荒れ、髪のパサ付き、爪の変形、骨粗しょう症。食食不振、食事がまずい、味覚異常。

亜鉛は身体の中でタンパク合成を始めるときに必ず必要な栄養素です。



亜鉛活性酸素の除去に役立つ

高血糖は全身の血管で活性酸素を発生させ、炎症を引き起こします。

活性酸素は血管の中から身体を酸化させ、血管壁を傷つけます。

傷ついた血管壁は、修復のためPLTが集まってきて覆いかぶさり、そこに赤血球が引っかかると血栓になります。
高血糖の人の血管は、全身で血栓ができやすく、常に脳卒中心筋梗塞といった大血管障害の危険を孕んでいます。

亜年は、活性酸素を除去します。

高血糖の人は、たえず発生するSOD酵素(スーパーオキシドディスムターゼ)が必要になります。

活性酸素は必要なミネラルがあると最終的に水となって安全に排泄されます。
まずます亜鉛などのミネラルが必要となるわけです。

(糖尿病は栄養をとれば健康に戻る 笠原友子 経済界)