栄養欠損としての過食(嘔吐)
あえて、LGSのカテゴリーにいれたのは、「超の状態がよくなければ栄養は全身に行き渡らずホメオスタシスが乱される」という考えに基づいています。
下記にあるような、欠けると過食衝動を起こすような栄養素(サプリメント)を摂取して栄養を補充しようと思って実践しても、腸が機能不全だったが、なーんも意味なくなっちゃうという教訓から、ここに強く示したい。
※「食欲中枢と満腹中枢」が自律神経系だったので、自律神経のカテゴリーも入れました。
○ビタミンB、鉄、亜鉛…あるべき栄養素が欠けた場合に過食が
摂食障害の栄養学的な原因は、
糖質摂取過剰によるインスリン分泌亢進からの過食発作やビタミンB群欠乏による満腹中枢の麻痺などがあります。
ビタミンB群はもともと腸内で一部作られますので、腸内環境の悪化はビタミンB欠乏症状を悪化させ、さらに副腎疲労を招くことがあります。
腸内環境不全と重金属の蓄積なども疑われます。
もうひとつの原因は、「脳の栄養不足」です。
ビタミンB群は、脳の食欲中枢と満腹中枢が機能するための大切な神経伝達物質の材料ですが、無理な食事制限や過食による糖質過多で欠乏状態になります。これを治すためには治療レベルの量のビタミンB群が必要です。 亜鉛は、過食と拒食の両方に関係しており、適度な食欲と満腹感を得るためには必須の栄養素です。
また、潜在性鉄欠乏状態(隠れ貧血)では、強い疲労感や無月経、そして低血糖症をより悪化させるため、貧血の治療が大切です。
http://www.clinic-hygeia.jp/ex/ex-05.html
亜鉛の低さは食欲のコントロールに深く関係している。
GOT・GPTのアンバランスから、ビタミンB群の不足が強いことも示唆されました。これらの栄養失調は、脳に「飢餓状態だ!」という信号を送ります。
その信号を受け取ると、脳は生き延びるために、食べ物を手に入れようとします。
つまり、おなかが空くわけです。このような栄養失調は食欲の亢進を招き、
過食を引き起こす原因となると考えられます。<<
(なぜあなたは食べすぎてしまうのか―低血糖症という病 矢崎智子 東京書籍)
- 作者: 矢崎智子
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2008/08/08
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 92回
- この商品を含むブログ (15件) を見る