セロトニンを供給できる腸を整えて過食衝動を止める(ビタミンB群もね)






満腹中枢を刺激するのはセロトニン、健全な満腹中枢にはビタミンB群

・満腹による満足感もセロトニンのおかげ

セロトニンが不足していると、食べても食べても満腹感が得られなくなることもあります。また、セロトニン不足による不安感を解消するために食べる、ということも出てきます。

一説によると、女性のセロトニン量は男性の半分ほどしかない、という話もあります。食べるとストレス解消になる、というのが女性に多いのもうなずける話です。

http://www.geocities.jp/anbverass/serotonin/serorole.html




セロトニンドーパミン  

ストレスによりセロトニンの分泌は減少し、ドーパミンの分泌は増加します。
「満腹中枢」を刺激するセロトニンが減ると、満腹感が感じられずに食べ過ぎてしまいます。
セロトニンの原料はトリプトファン必須アミノ酸)で、肉,魚等のタンパク質から摂取する必要があります。
ドーパミンが増えると、食欲を司る「摂食中枢(空腹中枢)」の働きを促進して食べ過ぎてしまいます。
ドーパミンが過剰分泌されると平常心(精神の安定)をもたらすセロトニンの分泌は減り(気分も暗くなり)ますが、
逆にセロトニンには喜びや快楽・快感(脳は興奮)に関係するドーパミン(多過ぎるとイライラしたりする)等を抑制してバランスをとる役目もあります。
コルチゾールの増加は神経伝達物質セロトニンドーパミンの合成にも関係します

http://diet.shining-eternally.com/m5.htm



炭水化物過剰食癖は英語ではCarbohydorate Craving,別名「Carbo Craver(カーボクレーバー)」や「Sugar Craver(シュガークレーバー)」と言います。
Cravingとは「渇望」という意味でこの場合には炭水化物や甘いものを異常に食べたくなる衝動をもった人のことを言います。
1日を通して食事を含めて甘いものを渇望する人の多くでトリプトファンが不足しているという研究報告はこの10年間であとを絶ちません。
事実、私の師匠であるDr.ライトのタホマクリニックでも炭水化物過食による肥満のクライアントの血中トリプトファンを検査していますが、
90%のクライアントでトリプトファンが不足している現状があります。

セロトニン合成量は炭水化物を摂取することによって増加する

つまり、セロトニンが不足している状態ではセロトニンの合成をあげるために炭水化物(甘いもの)を要求するようになるというわけです。

最近は20代、30代でもよく見られるシュガークレーバーを原因とする肥満ですが、
肥満傾向にある方の多くは食欲のコントロールが上手にできていないことが少なくありません。
こういった人たちのトリプトファン:他のアミノ酸の比率を検査分析してみると、比率が低くトリプトファンが不足していてことが多く、
結果として食欲をコントロールするセロトニンの合成が低下していることも少なくありません。

http://nutmed.exblog.jp/9833359/








・食欲のメカニズムについて

食欲は、脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢という2つの中枢によりコントロールされており、
これらは、血液中のいくつかの物質濃度を監視しています。
例えば、食事をすると血液中のブドウ糖濃度(血糖値)が上がり、満腹中枢はそれをキャッチして満腹感を覚えます。
逆に食事をしてから時間が経つとブドウ糖濃度は下がり、摂食中枢はこれをキャッチし、空腹感を覚えます。


また、食事をして胃が食べ物でいっぱいになったり、脳に十分な糖分がたどりつくと、脳内にあるセロトニンというホルモンが分泌されます。
この情報はただちに満腹中枢に伝えられ、中枢から「エネルギーの摂取は十分である!」という情報が体にフィードバックされ、私達は満腹感を覚えることになります。
このようにして私たちは、空腹感や満腹感を感じているわけです。



・空腹中枢

分泌されたドーパミンの刺激で、「お腹が空いた」という認識を出し続ける。つまりこれが食欲が湧く、ということ。

・満腹中枢

体内の栄養素が満たされたり、胃が満腹になるとセロトニンが分泌され、これが視床下部にある満腹中枢を刺激。「食べ物はもう充分」という信号を出す。



ドーパミン

興奮系の神経伝達物質で、食欲以外の欲求によっても分泌され、脳を興奮状態にさせる、快楽を高める物質。

セロトニン

ドーパミンで興奮した脳を鎮静化させ満足感を与える物質。



・癒しホルモン「セロトニン」の分泌を促す

食事が終わり、満腹感に浸っていると、今度は、ドーパミンとは別の物質が体内で増加していきます。
それが、鎮静系の神経伝達物質セロトニンです!セロトニンはお腹が一杯と感じる事など、人に満足感を与える物質です。

セロトニン」は精神安定剤と似た分子構造をした脳内で分泌されるホルモンで、
十分に出ているときは、精神を安定させ幸せな気分にさせるだけでなく、食欲を抑制する効果もあります。
ストレスが高まると分泌が増え、その興奮を鎮めてくれます。

セロトニン」を十分分泌させられれば、ストレスによるエネルギー消耗を抑えられ、うつに進みにくい体質になれるのです。
しかし、ストレスが長く続くと、セロトニンが減少し、うつ状態や過食におちいってしまいます。
セロトニンは、気持ちを穏やかにする働きがあるため、分泌量が減るとイライラしやすくなり、過食にさらに拍車がかかります。

またダイエットなどの食事制限によって栄養素のトリプトファンというアミノ酸が不足することでも、セロトニンは減少してしまいます。

また、血液中にブドウ糖が少ないと、トリプトファンは脳内に入ることができず、セロトニンを作ることが困難になります。


無理なダイエットをしていると、セロトニン分泌が減っていることもあり、一度食べ物の誘惑に負けて食べ始めたら、
脳の抑制が効かなくなり、とめどなく過食を続けてしまいます。また、罪悪感から自分を責め、再度、無理なダイエットを再開してしまいます。
このように無理なダイエットは「摂食障害」の悪循環に陥る危険性もありますので、ダイエットをしている人は十分に注意してください。

http://www.456.com/column/column_43.html












食欲のコントロールができなくなり、必要以上に食べてしまうことです。これは、次のような原因によって起こります。

【1.脳内の神経伝達物質ドーパミンの過剰分泌による】

 食事をすると、脳内にあるドーパミンというホルモンがたくさん分泌されます。
ドーパミンが分泌されると、摂食中枢を刺激し、食欲がわいていきます。ちょっと食べると、よけいにお腹がすいてくるというのはこのためです。
ところが、このドーパミンは食事以外の刺激によっても分泌されるのです。
 さらにドーパミンはストレスにより分泌過剰になることもあります。このため強いストレスを受けている人は、過食に走りやすくなります。

【2.脳内の神経伝達物質セロトニンの過剰減少による】

 ストレスによりドーパミンは、分泌が過剰になりますが、反対にセロトニンは分泌量が減ります。このため満腹を感じなくなり、
どんどん食べてしまいます。また、セロトニンは、気持ちを穏やかにする働きがあるため、分泌量が減るとイライラしやすくなり、過食にさらに拍車がかかります。

【3.血糖値のセットポイントのずれ】

 通常、食事により血液中のブドウ糖濃度が上昇し、血糖値が130mg/dlに達すると、満腹中枢が刺激され、
食欲が抑えられますが、ストレスのある人や、太っている人は、この満腹中枢を刺激する血糖値のセットポイントがずれてしまい、満腹感を感じなくなります。
食べ続けることによって血糖値は、どんどん上昇し、それにともないインスリンも、たくさん分泌されます。
インスリンに は食欲増進作用があるため、ダブルパンチで食欲にブレーキがかからなくなります。

http://www.fine-club.com/diet/topics/kasyokumeca.html




















■幸せ物質は腸内細菌がつくっていた

ドーパミンセロトニンは、脳内の神経伝達物質ですが、なんにもないところからつくられるわけではありません。
その材料を作っているのが腸であり、その手助けをしてるのが、腸内細菌たちなのです。

ドーパミンセロトニンの分泌量を増やすには、タンパク質食品を摂取することが大事なのですが、
それだけでは脳内の幸せ物質は増えません。

なぜなら、フェニルアラニントリプトファンドーパミンセロトニンになるためには、
その間の段階である前駆体にひとまず姿を変える必要があり、そのためには、腸内細菌の働きが欠かせないのです。

また、無事に前駆体が合成されたとしても、これが脳へ送られなければ、
能においてドーパミンセロトニンが分泌されるには至りません。
前駆体を脳へ送る働きをしているのも、実は腸内細菌なのです。

(子どもをアレルギーから守る本 藤田紘一郎 大和書房)


脳内のセロトニンが不足するのは
セロトニン前駆物質をつくる腸内細菌の減少が最も大きな要因であり、
そのほかにストレスや遺伝的な体質、加えてアルコールや薬、毒物などによって、
トリプトファンからセロトニンへの変換が妨げられていることも関連している。

もちろん、食事内容も大きく関与している。



脳で作用するドーパミンの前駆体は殆ど全て、腸のなかで、腸内細菌が作り出している。
また、セロトニンなど脳内で幸せを感じる物質の前駆体の95%は腸で作られているという。

つまり、笑いやうれしさを感じることが少なくなったのは
腸内細菌の減少が関係していると言えるのだ。

同じようにうつ病が日本人に非常に増えてきたのは
セロトニンの前駆体を作っている腸内細菌が減ってきたことが原因だろう。


また、腸内細菌が減少すると、免疫力も低下する。


私たちの免疫力のおよそ70%は腸内細菌が握っている。
免疫力を高めるためには
穀類、豆類、などで腸内細菌が棲みやすい環境を作り
そのえさとなる食物繊維を多く摂ることが必要なのだ。

カナダの精神科医、ホッファー博士は
すべての心の病の患者に対して
「あなたはいままで何を食べてきましたか」と質問していたという。

(こころの免疫学 藤田紘一郎 新潮社)









■腸内細菌は好んで食物繊維を食べる

腸内細菌が減少してくると、
当然ドーパミンセロトニンといった「幸せ物質」も減少します。
意欲を駆り立てるドーパミンの現象によって
「今日も頑張るぞ!」という前向きな心はいつしか縮小し
「どうせ自分なんて誰からも必要とされていない、愛されていない」という
悲観的な気持ちに変わります。

また、セロトニン不足は逆境に打ち勝つ挫けない心、図太い気持ちを
か細いものに変えてしまいます。


食物繊維は、腸内細菌が好んで食べる「餌」であり、食物繊維という餌をとるということは
腸内細菌の増加につながります。

その腸内細菌がセロトニンの前駆体(セロトニンに変わりうる物質)を脳に送るのですから、
食物繊維が多ければ多いほど、セロトニンを増やすと言うことになります。

たとえば、腸内細菌に食物繊維を添加すると、ビタミンB群の
合成が増強されることが分かっています。

ビタミンB群もセロトニン合成に必要であり
食物繊維の摂取量の増加はイコール幸せ物質を増やすことになるのです。

(腸内革命 藤田紘一郎 海竜社)







腸内細菌は、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)、ビオチン、ビタミンK、葉酸ニコチン酸パントテン酸イノシトールを合成する。他方、腸内細菌には、ビタミンB1やビタミンCを分解してしまう菌も存在する。

http://hobab.fc2web.com/sub4-vitamin.htm

ビタミンB群は、脳の食欲中枢と満腹中枢が機能するための大切な神経伝達物質の材料ですが、無理な食事制限や過食による糖質過多で欠乏状態になります。

http://www.clinic-hygeia.jp/ex/ex-05.html





腸内革命―腸は、第二の脳である

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こころの免疫学 (新潮選書)

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