「これ」だけ意識すればきれいになる 小林弘幸 幻冬舎
- 作者: 小林弘幸
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/03/21
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
非常に当たり前のことですが、どんなにおいしくて体に良い食べ物や、有効成分の多い健康食品を摂ったとしても、その成分が腸(微絨毛・栄養吸収細胞)で分解・消化・吸収されなければ、
せっかくの良い成分も腸内を素通りするだけの「物質=糞便」で終わってしまいます。「腸内細菌叢」のバランスが悪く、有用菌(善玉菌=乳酸菌)が少なかったり、腸内細菌が元気でない人は、全ての成分を低分子に分解しきれずに、たくさんの良い成分をそのまま糞便として送り出してしまっているのです。
■日和見菌を味方につけて冷え・肩凝り・イライラを改善
腸内環境を整えてくれる善玉菌は全体の2割。
悪玉菌は1割。
そして、腸の状態によってどちらにも転んでしまう日和見菌が7割。でも、ストレスで日和見菌が悪玉菌に変わると、腸内環境はとたんに悪い状態(=便秘や下痢の状態)になってしまいます。
そうすると、腸でうまく排出できなかった食べ物のカス(毒素)が門脈という血流に乗って肝臓にいき、
そこから心臓にいき、さらには全身に廻ってしまう。つまり、質のよいきれいな血液ではなく、毒素で汚れたままのドロドロの血液が全身に廻ってしまうのです。
その結果、太りやすくなるだけでなく、肌アレになったり吹き出物ができたり、髪がパサついたり、さらには全身がだるく疲れやすくなるのです。
腸が健全に働くようになれば、
身体の中に毒素が溜まらなくなり、結果、質の良いきれいな血液ができます。
さらに、腸がきちんと動くことで自律神経も整い、細胞のすみずみまで血が巡り、血行がとてもよくなります。
■腸が整っていなければ高価なサプリや化粧品はムダ
肝臓も、若さと美しさを司る、とても大切な器官です。
肝臓がきちんと機能していれば、全身の血液はよりきれいな質のよいものになり、
結果、輝く生活が送れまし、スタミナがつき、疲れにくい体になります。けれども、そんな肝臓をちゃんと機能させるためには、まずは「血液をつくる大元である腸」を整え、
肝臓に質のいいきれいな血を送らなければなりません。腸が整っていなければ、有効成分がしっかりと体内に吸収されないから。
■乳酸菌だけ
サプリメント的なものを飲むなかで、気軽に飲んでいいのは、
腸内環境を整える乳酸菌だけです。
■腸内細菌の効果
①便がバナナ状になった
②疲れにくくなった
③良い睡眠がとれるようになった
④肌が潤ってきた注意したいのが、善玉菌を摂取してお腹が張るという症状が出ますが、
これは腸の環境が変わってきたためで、異常ではありません。その症状は3−4日で治まります。
3−4日は我慢してみてください。腸内環境が整うと、副交感神経があがり、細胞の末梢の循環不全を予防してくれます。
それによって、風邪をひきにくくなったり、冷えにも効果があります。