副腎疲労と炎症はセットで考えたほうがいい

副腎は抗ストレスホルモンであるコルチゾールを分泌する臓器です。

だから、ビタミンCが不足したり、ストレスが重なって、ビタミンCの消耗が激しくなると、
副腎の機能が低下して、ストレスに耐えられなくなるのです。

これが、「副腎疲労症候群」です。



以来、副腎疲労をライフワークと思って今までやってきました。数百名の患者さんを診てきて、最近改めて思うことは、副腎疲労にも様々な原因があるということです。



腸内環境が悪化すると腸内の炎症を抑えるために副腎が酷使されます。

また、隠れたカンジタ感染があれば、ただビフィズス菌を摂っても効果は期待できません。

さらに、重金属の蓄積があると腸内環境を整えることは困難です。




私の所にご相談にいらっしゃる患者さんの多くが、

「 すでに栄養療法を何年もやっているのに副腎疲労が直らない、効果が頭打ち、サプリメントを中止するとすぐに悪化する」

という方です。

なぜ、そんなことが起こるかと言うと、それは、「 根本原因が栄養欠損ではない 」からです。




栄養療法は体内の代謝の一部を活性化することができます。

しかし、体内の根本原因を必ず直せるかと言うとそうではありません。

例えば、

腸内環境が正常ならば、ビタミンB群は腸内で作ることが出来ます。
腸内環境が悪いと、ビタミンB群の体内消費が高まります。

だから、「 腸内環境をきちんと整えておかないと、いつまで経っても大量のビタミンBを摂らなくてはならない 」
という事が起きます。

例えば、

水銀は他の金属と結びついて、その金属の働きを邪魔する性質があります。
体内のミネラル輸送、ミネラル代謝を阻害するのです。

だから、「 水銀がたまっていると、マグネシウムを摂っても筋弛緩作用が働かず、頭痛が取れない、喘息が落ち着かない」
ということがあります。

だから、栄養療法の効果が悪い人は、その「栄養欠損の裏に隠れた根本原因」がないか? を調べて、対処する必要があります

http://ameblo.jp/ivcworkshop/entry-11586714406.html









人間の三大アラームは、痛み、発熱、疲労だといわれています。
これらは、休憩や対処を必要としているという「体からの声」です。


これら3つのうち、一番問題になるのが「疲労」です。


なぜなら、「痛みや発熱には薬がありますが、疲労に効く薬はない」し、
疲労を起こす原因が様々でわからないことも多い」からです。


疲労の原因を一言で表すと、「細胞機能の低下」と言うことが出来るでしょう。
特にエネルギーを作り出す細胞内の工場「ミトコンドリア」の機能低下といってもいいかもしれません。


では、なぜ細胞機能の低下、疲労が起こるのでしょうか?





ジャック・チャレム氏はこの疲労の原因を探るプロフェッショナルです。



慢性疲労の治療の際、非常に重要なポジションを占める食事ですが、この食事をコントロールする事は、人によっては非常に難しいことです。

「この人は、なぜ、このような食事を食べているのだろう?」

「自分が食習慣を変える為にはどうしたらよいだろう?」

栄養療法を自分で実行している人、治療を行っている人ならだれでもこのような事を考えたことがあるでしょう。





「 食習慣は、家族、ストレス、周囲からの圧力、広告などの社会的、心理学的な要因によって形成されている」

これがジャック・チャレム氏の持論です。

ジャック氏は食習慣とストレスについての関係を的確に説明し、対処法を示してくれます。

彼は栄養学および、社会学、心理学のプロフェッショナルであり、幅広い分野からこの「慢性疲労」という概念を捉えることを得意としています。



彼は、著書「ノーモア・ファティーグ」の中で、
慢性疲労の原因を「ストレス」「悪い食習慣」「ホルモンバランス」「慢性疾患」「薬」の5つの観点にわけ、わかりやすく解説しています。








・「分子栄養学」「栄養療法」に関わる全ての人々

・「副腎疲労」「慢性疲労」に悩む、関わる全ての人々

・「ストレスと食事の関係」を改善したい人

・「ホルモンバランス」に悩む人

・「慢性疾患」を持っている人

・「薬」を多く飲んでいる人


にお勧めです。




p.s. 私は、副腎疲労と炎症はセットで考えたほうがいいと常々思っています。

だから、彼のもう一つの著作 Imflammation Syndromeに関する話も盛り込んでくれと、無理やりお願いしましたので、かなりお得な講演会となりました。

この貴重な機会を見逃さないように、万事お繰り合わせの上、ご参加ください。

http://ameblo.jp/ivcworkshop/







単に疲れたとか、疲労とかそういうレベルではありません。
燃え尽きて、消耗しきっているような状態です。

このような状態を私は疲労症候群と呼んでいます。
なぜなら、多くの場合、疲労の原因は一つではないからです。

主要な原因は、食習慣だったり、ホルモンの分泌不全(例えば副腎ホルモンや甲状腺)や休みが充分取れない事かもしれません。

しかし、これらの原因は実際には疲労症候群を形作る様々な病態のうちの象徴的なものに過ぎません。

根本原因を認識し、修正する事で、エネルギー、活力、集中力を取り戻すことが出来ます。

多くの人がカフェインやスイーツなどを摂ることによって何とか1日を過ごそうとしていますが、それでは疲れは取れません。

根本原因を見つけ出すことが肝心です。




このセミナーでは、疲労を起こす5大要素について説明します。

5大要素とは


ストレス
悪い食習慣
ホルモンバランスの悪化
慢性疾患



これに加齢の要素が加わります。

このセミナーを受けることで貴方はあなた自身の疲労の原因を知ることができます。

そして、推奨する食事法やサプリメントによって貴方は人生を生きる活力を取り戻すことができるし、質のよい睡眠をえることも、肉体的に活発になることも可能です。






全ての疾患は炎症に強く影響を受けています。

2003年にジャック・チャレム氏が発表したインフラメーション・シンドローム(炎症症候群)は炎症性疾患がどのように相関しているかを、
点と点をつないで説明した最初の本でした。

2010年版で彼は炎症を引き起こす食事、コントロールする食事に焦点を当てました。

健康問題を引き起こす一番の原因である炎症をいかに対処するか。そのためには何を食べるべきなのか。

再診の知見を踏まえてお話しします。







疲労症候群」と「炎症症候群」この2つは切っても切れない関係にあります。

たとえば、副腎疲労を起こすストレスは腸内の悪玉菌を活性化させ、腸漏出症候群を引き起こします。
この腸漏れが、炎症性サイトカインを誘発します。
また、これにより免疫が賦活され、さらに副腎に負担をかけます。

http://www.ivcworkshop.jp/jack/